心療内科①
2023/1/31
心療内科を受診した。
毎日涙がこぼれた。
正直なんでこんなにこぼれるのかわからなかった。
ただ、仕事が、
しんどくなって、もう限界、もうだめです。。。
ってところまで来てしまっていた。
去年の11月に猫が病気で死んだ。
大好きだった。
もっと長く一緒にいれると思ってた。
病気がわかってから死ぬまで2週間もなかった。
怒涛の日々だった。
人生で1番泣いた。
吐き気が止まらなかった。
食欲だけはあった。
同時に仕事が忙しくなり始めた。
たまに休んだ。
休み休み仕事をした。
12月にしわ寄せが来た。
チームリーダーだった。
開発量も膨大だった。
小さいチームだった。
同時並行で大きいチームが動いていた。
そっちは大きなプロジェクトだった。
そっちに人が割かれて誰も頼れなかった。
1人でやるしかなかった。
設計・プログラミング・テストすべてやった。
リーダー業務がまともにできなかった。
初挑戦、ちゃんとやりたかったのに。
毎日24時近くまで働いた。
それでも目標の期限には到底間に合わなかった。
大きいチームのリーダーの上司に助けを求めた。
その上司も疲れ切っていた。
直属の上司に2人で相談した。
しんどい。
期限が延期された。人は増えなかった。
年末年始の休みに入った。
休みの日はまだ元気で楽しくいられた。
年が明け、また働かなければ。
追加開発がありまた期限は延期された。
無理ですと言ったものもたくさんあった。
無理ですという度に精神がえぐられた。
言いたいわけじゃないのに。
できないことの多さ、期限の延期、何もかもうまく行ってないと感じた。
ごめんなさい、すみません、を必要以上に言った。
なぜこんなにも謝ってるのか。
意味がわからなかった。
自分でなければもっと上手く回っていたと思うと、
やっぱり申し訳なく思い謝った。
大きいチームのプロジェクトの方が優先され、
定時後にしかできない作業があった。
1年目の後輩と1週間毎日23時過ぎまでテストした。
14時から始業でいいと言われたが、
午前から自分がいないと意味のない打ち合わせが入っていてそんなことできなかった。
疲れた。
起きて働いて夜適当なご飯を食べ、
シャワーを浴び、スイッチが切れたように眠るだけだった。
年明けから目覚ましより早く目が覚めるようになってしまった。
不安で二度寝もできなかった。
入社してから、不安なことがあると動悸がするようになっていた。
今回の不安は長い。心臓の音が聞こえる。
終わりが見えない。
この時開発しているものをリリースしても、
次の案件が待っていた。
遅くまでテストをする日々の中で次の案件の準備もしていた。
次の案件はしっかり進めないとと思っていた。
自分の部署の上司より、技術支援で来てくれている別部署の人の方が親身に相談に乗ってくれた。
相談しやすかったし、あれした方がこれした方がと口を出してくれた。
自分の部署の上司は、忙しくて私のことなんて気に留められないようだった。
失敗を活かし、チームリーダーらしい仕事をといろいろやった。
会社に行き、11月から開発していたサービスをリリースした。
駆け抜けた。ちょっと一息。
その日、不具合が見つかった。
自分で設計、プログラミング、テスト、リリースしたもの。
最悪の気分だった。
企画の人の、これ不具合ですよね？という言い方。
いつも嫌いだ。
やばい、電話ルームに駆け込んで、心療内科に電話した。
18時半。
営業時間が終了していた。
助けて欲しかった。
絶望しながら、席に戻った。
一緒にリリース作業をした後輩2人は既に帰っていた。
上司は出社していなかった。1人だった。
深呼吸して不具合の詳細を確認し、報告した。
上司達は自分の端末では起きてないと報告するだけだった。
言われなくても原因を調査はしていたが、
ここ最近もこちらが困っても放置されていたので、
なんでこんなに冷たいんだよ。と腹が立った。
リーダー業務は初めてなので育成も含めサポートすると最初の頃言ってたのに。
どこが育成だったのか教えてください。
技術支援部署の人達と不具合の原因の仮説を立てた。
一緒に修正した。
会社のネットワークは自宅よりカスだ。
必要以上に時間がかかった。
仮説は合っていた。
修正方針は立った。
この日中にまたリリースをするのはいろいろな要因があって無理だった。
次の日は星野源のライブで有給の予定だった。
働くしかないのか。絶望した。
このライブに行けなかったら何のために働いてるんだ。
ずっと楽しみにしてたのに。。
猫が病気で毎日実家と自宅の往復しているときもずっと星野源を聴いていた。
ライブを楽しみに生きていた。星野源しか聴いていなかった。
勇気を出して、明日の用事は外せないから後の作業は他の人に引き継げないか、それか来週にしてくれないかと上司に提案した。深く謝った。
この日できることは終わった。
22時だった。
休憩フロアで豊洲の夜景をぼーっと眺めた。
また涙がこぼれにこぼれた。
こんな日に限ってハンカチもティッシュも忘れた。
袖で拭った。
急いで対応してまた別の不具合が起きても良くないからとこの後の対応は来週以降になった。
星野源に会える。
とぼとぼと会社を出た。
やっとリリースをできた矢先散々な結果だった。
今回のリリースしたものはデザインが凝っていたので、開発に苦労した。
自分の手元でそれが動いている。
今までのクオリティとは格別。
流石に誰か褒めてくれてもよかった。
たった1個の不具合でパーだ。そういう世界か。
前日に後輩がくれたヤクルト1000を飲んで、
ぐっすり寝た。
星野源のライブ、母と一緒に行く予定だった。
席は別々だけど。
だから、昼に実家に帰った。
休職しようと思う。また泣きながら話した。
前までは仕事しんどいと言っても、大丈夫、
いずれ過ぎ去る。と諭されていた。
今回はそうしなとサラッと言われてびっくりした。
グズグズしながら星野源の席を確認したら
アリーナ最前席。
目を見開いて、大声を出して喜んで、流してた星野源の曲に合わせて踊った。
涙どっかいった。
久しぶりに笑った。
母は天井席だった。
ライブは最高だった。
最初の方ずっと泣いていた。
泣いてばっかりだ。
泣きすぎて目が腫れなくなった。
休日は元気なのだ。
友達とも楽しく笑っていられる。
まだ大丈夫なんだ。
来週も友達と遊べる。
平日耐えよう耐えよう。
でも心療内科は予約した。
月曜日。勤務中ずっと涙が止まらなかった。
在宅ワーク中ほぼ泣いていた。
ツイート見ながらも涙が止まらなかった。
火曜日。午前休みを取り心療内科を受診した。
先生に体に起きている症状や仕事のことを話し、
ここでもずっと泣いていた。
もう限界まで来ている？と聞かれて
辞めようかと思ってます。と言った。
嘘。本当は診断書を書いてもらい休職したかった。
そのためにいかに限界か誇張してしまった。
不安を和らげる薬、入眠を助ける薬が1週間分処方された。
特に病名を言い渡されるわけではなかった。
1週間後もまた来て、それでもつらければ診断書書くから。と。
弱り目に祟り目になってる。
リセットするには一度休まないといけない。と。
すぐに休めるかなあ。どこまで引き継げばいいかなあ。
逃げたと思われるな。
でも自分でもここから逃げなきゃと思ってる。
同じ現場には復帰したくないな。
フロントエンジニア歴3年。楽しくなかったな。
それが1番大きい。
もう少し時間に余裕があれば、
自分が作ったものを見て嬉しくなったかも。
あまりにも自分の中で大切な時間を送れなかった、
信頼している上司が助けてくれなかった、
ダメージが大きくて、
ここまでして作り上げられた物が、
ここまでして人を働かす組織が、
憎い。
2月が忙しいのも、3月以降にやらなきゃいけないことが山積みなのも、
いい、
もう、
どうでも。
上司の方が忙しくてつらいとか
どうでもいい。
はやく休んで旅行に行きたい。
長期間休めるなら運転の練習をして1人で遠くに行けるようになりたい。
北海道のじいちゃんばあちゃんに会いたい。
新潟のおじさんたちにも会いたい。
綺麗な自然を眺めたい。
